山形交響楽協会 会長 三井嬉子の告別式が執り行われました
山形交響楽協会 会長 三井嬉子の告別式が12月1日に執り行われましたことをご報告いたします。
- 突然の訃報に、私たちの喪失感を表現する言葉がありません。
- スペシャルオリンピックス日本の活動に取り組まれていた三井嬉子さんに山形交響楽協会の会長にご就任いただいたのは、2015年、東日本大震災の影響などで山響にとって厳しい時期でありました。
- 以来、常に山響の先頭に立ち、大きな想いを語ってくださった強靭なリーダーシップと、包み込むような優しく明るいお人柄に支えられ、私たちは困難な状況でも歩みを続けてこられました。
- コロナ禍の中で迎えた創立50周年の今年、第300回定期演奏会と記念祝賀会、高円宮妃久子さまをお招きしてのさくらんぼコンサート東京公演。その中心には常に太陽のような三井会長のお姿がありました。
- 「山響は山形の宝」、「山響を世界へ」といつも励ましてくれていた三井会長が特に大切に思われていたのが、楽団創設以来のスクールコンサート。子どもたちの所に向かうバスは山響になくてはならないものです。その大型バス更新の寄付集めの先頭に立ってくださったのが三井会長でした。10月27日の理事会でも、子どもたちに生の演奏を届けることは何より大事との御挨拶をいただいたばかりでした。
- お忙しいにもかかわらず、山形での理事会には楽しそうに出席してくださっていました。そして、会議の帰りはいつも決まってお買い物。
- 「山形はおいしい果物やお野菜がいっぱいあって」と浮かべる、お茶目な笑みを忘れることができません。
- ご支援いただいた「音楽の灯」を絶やさぬよう、そして「夢」の実現に近づけるよう、楽団一同、精進してまいります。
- ここに謹んで哀悼の意を表すとともに、心より御冥福をお祈り申し上げます。
公益社団法人山形交響楽協会